髑髏城の七人 season極 修羅天魔
とりあえず,舞台がでかい。
いや360度舞台なんででかいのはわかってるんですけど
今まで以上に1シーンでみせる舞台の幅(物理)が広くなってたような気がします。
そう見えるだけ?
なんか今回前のほうの席ばっかだったので
無界屋での梶原さんがよし子さんに追いかけまわされるシーンあたりとか
端から端まで目に収まらないよ!ひろ!!って思いました。
全体とおしてとにかく天海さんが素敵でかっこよすぎるという印象で
どうしても天海さんから目が離せなくなってしまって
あまりまわりを見えてないような気がします。
だって素敵過ぎるでしょ。
最初の名乗り口上?だけで泣けるし。
私が今までみた天海さん舞台(新感線だけですけど)でいっちばんかっこいい。
極楽太夫のお披露目では綺麗だし。
所作がいちいちかっこいいし,ちょいちょいスゴむしゃべり方もかっこいいし
ひたすらカッコイイ。。。。と語彙がなくなるかっこよさ。
捨之介と極楽太夫と蘭丸と蘭兵衛の役目を混ぜたような役でした。
銃使いなので殺陣はほぼしませんけども。
「殿は,信長公は,あの方は。。」というときに,全部同じ人のことだけど
呼び名で心の入れ具合もかわってて,だんだんと愛しい人を呼ぶ感じの声になってたとこが良かった。
しかしライビュでアップでみたけどすごいキレーなお顔でした。美しい。。
最後に極楽が客席と一緒に回って,舞台が走馬灯のように流れるシーンでもぐっときました。
芝居の話としてもだけど,これでこのセットをみるのもおわりなんだなというのもあったりして。
ただ,うしろでカンテツが極楽の飛ばした伝書鳩ポッポちゃんを焼いているトコだけ吹きましたケド。
そんなカンテツ(三宅さん)すごいです。
過去(特に花鳥風月か)贋鉄斉シーンってアドリブ多様なのに
カンテツはほぼ毎回同じなのに何回みてもアレだけ面白いて。アオドクロでも同じくカンテツを三宅さんがやってましたけど、ほぼ同じだったもんな,すごい。カンテツ。いや三宅さん。
カンテツである三宅さんは腕の筋肉が素敵です。てことで,アオのときも今回も袖が無い衣装でありがとう。俺得。
100人斬りのときはほぼ三宅さんしかみていません。
今回の100人斬りは全員参加なのでアオほど動いてないけどかっけかった。
兵庫は今までに比べると衣装がシンプルなのかなって感じですが
髪型とかもなんとなく忠馬(アオドクロ)っぽい?そーいやローラーついた靴もはいてたな。
カンテツもいるし,ちょいアオドクロが入ってる感じなのかな。
太夫お披露目のシーンで柱の影から太夫をずーーーーーーっとじーーーーーと見てるんですが
あれ,ライビュでアップで抜いてくれてありがとうございますww
観にいったとき太夫しかみてなかったんだけど,すごい顔で見てたんだなwww
夢三郎さんは
ドラマとかみないんで流星さんをTV等で拝見したことがほぼないのですけど
一声目,思ったより声が低いな!とおもいました。
背の高い太夫かっこよかったです。
意見はすれど父親の命には従順な夢さんは,父親にどんな思いを抱いてたのでしょう。
隠して生ませ育てられてきた夢さんですけど,とーちゃんはたまに会いにいったりして信頼築いてたんでしょうか?
ほっとかれて母親亡くなって,そのうち用有りになったからと会ったこともない父親に呼ばれてホイホイついてくとか
普通しないもんな。
なんか絶対的な忠義心なのか憧れなのかはたまた認められたいのかわかんないですけど。
父親に裏切られてもなお忠義を果たす(嫡男であること,夢虎であることに誇りもってる?)
そんな夢虎さんは外道ですけどかわいそうでした。ほんと外道ですけど。
あ,夢三郎さんがそれなりに長く居たんだろうに無界屋になんの情も抱いていなかったってことがちょっと寂しかったです。
心の奥で無界屋に未練を見せたりする蘭丸が好きだったからかな。
初期設定がちがうし夢三郎は蘭兵衛じゃないし夢虎は蘭丸じゃないので,一緒にしちゃいけないですけど。
清十郎さんは素敵でした。川原さん好きです。
あの格好似合いますね!最後の千両箱?抱えてくる姿がかわいい。なんだろうあのくまさん感。
もっとガッツリ殺陣をみたかったです。髑髏城での戦いは手負いだったので。
最初に修羅天魔を見ると皆思うとおもいますが,私も漏れなくおもいました。
髑髏城の七人なのに髑髏城に向かうのが6人しかいないと。
でてきたとき清十郎さぁ~ん!君が7人目か!っておもいました。
沙霧は髑髏城はいってからちょいちょい指示だしたりなんだりでリーダー感ありました。頭脳派ね。なるほど。
最初声が高くて聞き取りづらい?と思ったけどそうでもなかった。
しばらく霧丸みてたからかな。黄色い衣装かわいいね
歴代沙霧(霧丸)とちがってナマイキさがほぼない。素直な沙霧の印象です。
ま~かわいいわ。かわいい。やんちゃ感がある。かわいい。
無界屋もなんちゅーか,以前までは同じ里の女たちが集まってできた場所だったけど
今回はちがうのでそこにいる子達もみんなバラバラなところからあつまってきてるんだろうから
そもそも一体感がいい意味でないってかんじだったんで
沙霧も清十郎さんも狸穴さんも極楽も
違和感なくすぐ馴染んでた感あります。
天魔王は古田さんがやるとクールでかっこいい!信長の気風のいい感じもよかったな。
「髑髏城でまっている」とか,所々のキメセリフや心の声を言葉にしましたってな感じのセリフのとき,
相手に強く伝えたいセリフのときとかのちょっとドス効くしゃべり方がすごいスキ。
あと古田さんは殺陣がグイグイ押していくタイプ?威圧的に前にでながら斬っていくタイプ?
なので,刀交えた相手が思わず後ろに下がる。っていうのがスキです。
なんか斬られる気さらさら無いですって感じでグイグイ行くのカッコイイ。
殺陣というかまぁそういうシーンでは
家康さんの家来たちがスキです。
無界屋襲撃の際に家康さん守るためにでてきましたけど
あの方たちの戦い方が,飛んだりはねたりでかっこよかったです。
てっきへー役でもあると思うけど,家康さん側で戦ってるときがかっこよかった!!
いろいろいろいろと
このセリフ,この人がいうのか。とか
ここはこういうつながりになるのか。とか
最初はどうしても今までの髑髏城の七人を見ているので思うところはあったけど,
結果して面白かった。
この結末,これはこれでとてもスキです。
最後に「三途の川に~」の口上を口にするのが天海さんで本当によかった。
と思う
この口上での見栄が本当かっこよくて,何度見てもぐっとくる。
あと、これからが始まりっていってたのもよかった。
長く続いた髑髏城をコレで締めるとか
中島&いのうえコンビの舞台はほんと好きだなー。
7年後あるのかなー。